5.0.0
<アップデート内容>
・強震モニタレイヤーを一般公開
・ダークテーマのアイコンを更新
・通知音を変更
・レーダータブの名称をマップタブに変更
◆1秒でも早く伝えるために
1923年9月1日に発生した関東大震災から100年になります。当時、国民が防災行動に活用できる情報はほとんど提供されていませんでした。それから100年の歳月を経て、私たちはひとりひとりに合わせた予想震度と到達予想時刻のカウントダウン、そして毎秒更新されるリアルタイム震度を提供することができるようになりました。
私たちは、「1秒でも早く情報を伝える」ために、これまでもシステムの高速化に取り組んできましたが、今回、"毎秒"新しい情報を伝えられるようになったことを大変嬉しく思っています。しかし今回私たちが実装したものは、技術のほんの一部にすぎません。このような高度な地震情報の提供は、様々な立法、行政、研究開発の歴史があり、先人たちの絶え間ない努力の成果によって実現されています。私たちも、次の世代により良い防災情報の仕組みを残していけるよう尽力していく所存です。
さーて、この次のアップデートも、サービスサービスぅ!
4.6.0
<アップデート内容>
・アーリーアクセスに「強震モニタレイヤー」を追加
●強震モニタレイヤーは、防災科研が運用する強震観測網によって観測された日本全国の今現在の揺れをリアルタイム震度として表示する機能です。地震発生時には、地震による揺れが伝わっていく様子を色の変化で確認することができます。レーダータブのレイヤー切り替えからアクセスできます。
●はじめて強震モニタレイヤーを使用する際に案内が表示されますので、よくお読みになってからお使いください。
●強震モニタレイヤーは、2023年9月1日からすべてのユーザーへ提供する予定です。
●強震モニタレイヤーは、防災科学技術研究所、ゲヒルン、TBSテレビ、TBS・JNN NEWS DIGが締結した「強震モニタデータの利活用に関する共同研究実施計画」に基づいて研究開発が行われていたもので、強震モニタデータが毎秒更新されることから、急激なアクセスの増加に対する耐久性や不具合などをユーザー数を限定して検証するため、今回のアーリーアクセスで提供を行うことになりました。
4.5.0
<アップデート内容>
・指定河川洪水予報に対応しました。
・現在地と重なっている水位観測点を選択できない問題を修正しました。
指定河川洪水予報は、気象庁と国土交通省または都道府県の機関が共同して発表する洪水の予報です。氾濫注意情報(警戒レベル2相当)、氾濫警戒情報(警戒レベル3相当)、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)、氾濫発生情報(警戒レベル5相当)があり、氾濫注意情報は洪水注意報と、氾濫警戒情報以上は洪水警報と連動しています。
今回のアップデートで、指定河川洪水予報が発表された場合にプッシュ通知を送るとともに、河川水位情報の水位グラフにも予測値を表示するようになりました。
7日から10日頃にかけて、梅雨前線が本州付近に停滞して前線の活動が活発となるため、西日本や東日本では大雨の予報が出ています。ぜひキキクルと河川水位情報、そして指定河川洪水予報を参考に、安全の確保にご活用ください。
土砂災害や洪水の情報はまだまだ改善できる余地がたくさんあります。開発チームは今後も研究開発に取り組んでまいります。引き続きご支援いただけましたら幸いです。
4.4.1
<アップデート内容>
・河川レイヤーの表示順序を修正しました
6月2日に緊急リリースした「河川水位情報」は、リリース直後から各地の河川で氾濫危険水位を超えはじめ、システムはたくさんのプッシュ通知をユーザーに送信しました。私たちはAPIのエラーを監視し、プッシュ通知の送出状況を見守り、システムの信頼性を確保するために作業を行いました。私たちのオフィスがある千代田区内でも神田川の水位が上がり、リリース初日に私たち自身がアプリから氾濫危険水位超過の通知を受け取ることになり、いちユーザーとして水位情報を活用しました。とにかくギリギリのスケジュールの中でリリースが間に合って、エラーなく情報を伝えられた、それで精一杯な一日でした。一方でいくつか調整不足な部分があり、今回のアップデートではその調整を行っています。
これから本格的な雨のシーズンになりますので、キキクルや河川水位情報の通知を活用して安全にお過ごしいただければと思います。
今後も防災情報配信のさらなる強化に取り組んでまいります。引き続きご支援いただけましたら幸いです。
4.3.2
<アップデート内容>
・緊急地震速報画面の主要動到達カウントダウンが特定の条件下で停止する問題を修正
・雷レイヤーのライトテーマ配色を調整
今回のアップデートでは、緊急地震速報の発表中に特定の条件下で生じる不具合を特定し、問題を修正しました。
大型連休中の5月5日に発生した能登地方の地震以降、各地で規模の大きな地震が相次いでおり、私たちも連日対応に当たっています。地震活動の状況に合わせて緊急地震速報の処理プログラムや配信条件を調整しています。また地震が発生するたびに、配信ネットワークや、地震情報・推計震度分布処理システムに問題が起きていないか確認したり、プッシュ通知配信サーバーの増強、アプリに発生している不具合を特定するなどしながら、ライフライン情報や気象庁の会見予定を収集し、ツイートしていました。
今後も開発チームは、高速化・安定化に向けて改良を続けてまいります。
引き続きアプリをご活用いただけましたら幸いです。
4.3.1
<アップデート内容>
・緊急地震速報の機能を強化
・推計震度分布の高解像度化
・配色設定の不具合を修正
気象庁が発表する緊急地震速報の発表基準に、「長周期地震動階級」という指標が加わりました。ゆっくりとした揺れの場合に高層ビルの上階が長く大きく揺れることがあり、震源から遠く離れた場所で長周期地震動となる場合には、これまでの震度だけでは緊急地震速報の警報を発表できずにいました。今回のアップデートでは、気象庁の発表基準変更に合わせて長周期地震動階級の予報に対応し、長周期地震動の発生が予想される場合にアプリに表示するようになりました。
このほか、推計震度分布の高解像度化対応、PLUM法での震度計算、同一地域に複数の緊急地震速報が同時に発表されている場合に統合して表示するなど改善を行っています。
気象庁が地震関連の改良を次々に投入してきており、NERV防災の開発チームもせっかくの改良をいち早くユーザーの皆様にお届けできるようアップデートの用意を進めてきました。開発チームでは引き続き、地震関連、出水期の対応強化を計画しています。
今後もNERV防災アプリをご活用いただけましたら幸いです。
4.1.0
2022/09/16
<アップデート内容>
・アプリの表示設定でテーマを指定したときにウィジェットも追従するよう仕様を変更
・天気予報タブの時系列データがタッチ・スクロールできなくなる不具合を修正
・ライトテーマ地図の配色を改善
・TalkBackの読み上げを改善
・雨雲レーダーの凡例を修正
9月1日のアクセシビリティアップデートで、皆様から様々な反響をお寄せいただいています。色覚特性、コントラスト、文字、スクリーンリーダーのそれぞれで皆さんにご活用いただけているようで、開発チーム一同、「お役に立ててよかった・・・(TдT)」という想いで、メッセージを拝読しております。
【サポーター会員の皆様へ】
皆様のご支援で開発チームは新しい機能の実装や研究に取り組むことができています。いま実装中の機能は、情報を収集するだけでも多額の支出が必要で、皆様の支援がなければ実装に進むことができないものでした。そのような支出の増加で運営は厳しい状況に直面していますが、防災上必ず必要な機能ですので、できる限り早く皆様にお届けできるよう準備を進めています。
3.3.0
2022/04/29
<アップデート内容>
- 推計震度分布に対応しました
- ウィジェット機能を追加しました
推計震度分布は、震度計で観測された震度をもとに、地表付近の地盤増幅度を使用して1kmメッシュで震度を推計し、震度計のない場所も含めて震度を面的に表現したものです。通常、震度5弱以上を観測した地震について気象庁が発表します。この推計震度分布をNERV防災アプリでも地震情報に統合して表示できるようになりました。気象庁が発表した場合に速やかにアプリ上でも情報を更新します。なお、震度5弱以上を観測していても、局所的に震度5弱を観測した地震など、強い揺れの範囲に十分な拡がりが見られない場合においては、推計震度分布が発表されないケースがあります。
長らくお待たせしていたウィジェットを追加しました。全4種類ありますので、ぜひホーム画面のお伴としてご活用いただけましたら幸いです。
これから出水期に入り、水害の心配もしています。皆様にお届けしたいアップデートが本当にまだまだあります。可能な限り早く届けられるよう開発を進めています。
引き続きご支援いただけましたら幸いです。